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EXHIBITION   Back to artistdata

勝間嘉久

Yoshihisa Katsuma 

-CONSTRUCTION INSPIRED BY MIZUHIKI-

2008年9月の個展より

  協力 富士ゼロックス株式会社  ART BY XEROX 株式会社PC竹尾

作家のコメント

2000 年にドイツのミュンヘンを訪れた際に大戦の戦禍を記録写真で知り、見 事な復興に感嘆させられた。

一 昨年に初めて金沢を訪れ古都の日本美を堪能した。
次に、本年1月にこれも初めての沖縄の地へ。この美しい国での激戦を想像することか ら大平洋戦争を改めて見直す手立てを得てきた。

3つの旅から 伝統 について思う事が浮んだ。
大戦後ドイツは破壊から復元化を実現させた。日本は灰塵の中から立ち上がり欧 米の文明化した経済大国までに成った。結果、日本の伝統は分散し認識は希薄な状 態と言えるのではなかろうか。
戦前の沖縄の日本美を記録から伺い知り得て、ミュンヘン、ドレスデン等と同じく戦 前の日本は輝いていたのに違い無いと確信した。

昔、29才の時に針金で水引きを作りこれを和紙に片押しをして(エンボッシング)賀 状を製作した事があり手ごたえが面白かったので何時か本腰で製作する志しがあっ たまま今に至った。

水引きの発祥地、金沢への訪れが再度挑戦の切っ掛けと成った事は確かで
武家屋敷の佇まい等日本の神聖な伝統美に開眼させられた。

大昔、中国から渡来された水引きは 鼎 と表現されていた。
白と赤のひもが結ばれ祝いの表現として日本に定着した。
今でも 鼎 の文字を使って商いをしている水引き屋さんがあるそうな。

正直、恥ずかしながらいままでに日本を意識して作品を製作した事は無かった。
これからも表現法は代わり映えはしないものの日本の伝統美への開眼から
視点の変化を模索する意識は芽生えた様に思われる。(勝間嘉久)